今回は欧州への往復フライトを無料にするために必要なマイル数をご紹介したいと思います。ANAとJALの両方で比較したいと思います。
ヨーロッパと言えば、日本から行く観光地の中で最も遠い地域のひとつになります。必要なマイル数も相当に多く、おおよそ50,000マイルは見積もっておかねばなりません。
そんな訳で、マイルを効率的に貯める方法と併せてご紹介したいと思います。
Contents
【ANA&JAL】ヨーロッパ旅行で貯まるマイル数
最初にヨーロッパに飛行機で行った場合に貯まるマイルの量について触れておきましょう。
基本的には、ANAでもJALでも貯まるマイルの量は変わりません。行先別の基本区間マイルは以下のようになっています。表は片道で貯まるマイルの量です。
日本発ヨーロッパへのフライトマイル一覧(片道・積算率100%) | |||
---|---|---|---|
ミュンヘン | 5,866 | フランクフルト | 5,928 |
パリ | 6,194 | ロンドン | 6,214 |
ご覧の通り、ヨーロッパへの片道で貯まるマイル数は6,000マイル前後となっています。往復だと12,000マイル程度貯まる計算ですね。
ただし、上記の計算は積算率100%のケースです。座席クラスが豪華になれば獲得マイルも増えますし、格安航空券なら積算率が落ちます。この辺はケースバイケースでしょう。
また、フライトは必ずしもANAやJALでなくとも構いません。ANAやJALと提携しているアライアンスの航空会社であれば、後付けでもマイルを貯めることができます。例えば、ドイツに行くのにルフトハンザ航空を利用したのであれば、同じスターアライアンスのANAでマイルを貯めることができます。
ANAのヨーロッパ行き特典航空券に必要なマイル数
では、ヨーロッパへの無料チケットを無料にするための必要なマイル数についてご紹介しましょう。
まず、無料チケットは一般に「特典航空券」と呼ばれます。この特典航空券は各航空会社のマイルを貯めることで交換することが可能です。
ANAでヨーロッパ旅行に行く場合、特典航空券との引き換えに必要なマイル数は以下のようになっています。
就航路線 | 必要なマイル数 |
日本~ヨーロッパ | L:45,000 R:55,000 H:60,000 |
L:ローシーズン R:レギュラーシーズン H:ハイシーズン |
ANAの場合「ヨーロッパ」のカテゴリで一括りにされていて、国別に必要なマイル数は変わりません。ただし、シーズン毎の区別があって、ローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンと別れています。
ご覧の通り、ヨーロッパの特典航空券に必要なマイル数はエコノミークラスでも45,000~60,000マイルとなっています。やはり効率的に貯めなければなりません。
ANAのマイルをクレジットカード利用で貯める
ANAのマイルは有効期限が3年間となっています。このため、ヨーロッパ往復のような大量にマイルを必要とする特典航空券への交換には期限切れのリスクが伴います。
そこで1つのポイントが陸マイラーになることです。要は飛行機に乗らずにクレジットカードを利用することでマイルを貯めるという方法を使う訳ですね。
ソラチカカードはANAのマイルを貯めるのにおすすめのクレジットカードです。陸マイラーがANAのマイルを貯めるには、むしろ必須とも言える1枚でしょう。詳しい情報は以下の記事に書きました。併せてご覧ください。
ポイントサイト利用でANAマイルを貯める
ANAのマイルはポイントサイトを利用することでも貯めることができます。おすすめは「ハピタス」というポイントサイトです。いくつかの手順を踏む必要がありますが、貯めたポイントは最終的に81%の交換レートでマイルに還元することができます。
ハピタスであれば10,000ポイントの獲得も楽ちんです。初年度目標として20万マイルの実現も可能なポイントサイトです。
詳しい内容は以下の記事に書きました。興味のある方は、併せてご覧ください。
JALマイルは片道からヨーロッパ行きチケットに交換可能
JALの場合はANAと違って片道から特典航空券に交換することができます。その分、交換の敷居はANAよりも低いかも知れません。
ただ、やはり必要なマイル数はヨーロッパともなると多くなっています。往復でざっと50,000マイルは必要でしょう。
以下はJALでヨーロッパ各国へのフライトに必要なマイル数です。
就航路線(例) | 必要なマイル数 (片道) | 必要なマイル数 (往復) |
東京~フランクフルト | 23,000 | 46,000 |
東京~ヘルシンキ | 23,500 | 47,000 |
東京~パリ | 26,000 | 52,000 |
JALの場合は片道分からマイルを利用できるとは言え、やはり有効期限が設定されています。
JALマイルの有効期限は3年間です。
JALのマイルをクレジットカードで貯める
JALの場合も同様にクレジットカードの利用でマイルを貯めることができます。JAL提携のCLUB Aカードがおすすめです。
搭乗時のボーナスマイル | フライトマイル+25% |
入会時のボーナスマイル | 5,000マイル |
毎年の初回搭乗時ボーナスマイル | 2,000マイル |
マイル還元率 | 200円につき1マイル |
年会費 | 10,000円 |
ポイントになるのがボーナスマイルの存在です。JAL CLUB Aカードは入会時・継続時ともにボーナスマイルが設定されていて、カードを持つだけでマイルを貯めることが可能です。一度に5,000マイルも貯まるのですから、陸マイラーにとって非常に優秀なカードです。
以下に公式HPへのリンクを貼っておきます。
リンク:JAL CLUB Aカードの公式HPはこちらです。
ハピタスでJALマイルを貯める
ハピタスを使えば、ANAと同じくJALのマイレージも貯めることができます。
還元率は50%です。ANAのケースよりも還元率は悪くなっています。
ただ、JALの場合はANAよりも特典航空券の交換がしやすいというメリットがあります。ANAの熾烈な特典航空券レースに参加するか、JALでまったり無料チケットをゲットするのか。ここら辺は非常に悩ましいところです。
いずれにしても、ハピタスでポイントを獲得してJALのマイレージに交換することは可能です。具体的な手順やおすすめの案件については以下の記事に書きました。併せてご覧いただければ幸いです。
ヨーロッパ旅行に必要なマイル数のまとめ
以上の通り、今回はヨーロッパ旅行に必要なマイル数と貯まるマイル数についてご紹介しました。やはり折角マイルを貯めるのですから、明確な目標を持って取り組みたいところですね。管理人もマイルを貯めて、次は特典航空券でパリに旅立ちたいと思っています。
要点をまとめたいと思います。
- ヨーロッパ旅行に必要なマイル数は概ね50,000マイル前後です。ANAでもJALでもおおよそ必要なマイル数は変わりません。
- ANAとJALのマイル有効期限は3年間です。ヨーロッパ特典航空券のような大型案件に取り組む際には有効期限に注意しましょう。
- 効率よくマイルを貯めるためには陸マイラーとしてクレジットカードの利用でマイルを貯める方法もアリです。ソラチカカードやJAL Club Aカードを活用しましょう。
- さらに効率よくマイルを貯めるのならハピタスがおすすめです。年間20万マイルの獲得も夢ではありません。
そんな訳で、ヨーロッパ旅行に必要なマイル数をご紹介してみました。やはり長距離移動になりますから、貯まるマイル・必要なマイルも大型の案件となりますね。旅の疲れも溜まりやすくなります。
そんな方は各航空会社のVIPラウンジを利用してみてはいかがでしょうか。以下のクレジットカードを利用すれば、VIPラウンジを無料で使うことができます。折角のヨーロッパ旅行ですから、是非とも豪華に行ってください。おすすめ記事を貼っておきます。