カンボジアのアンコールワットは世界で最も有名な世界遺産の1つです。一度は行きたいという方も多いことでしょう。ただ、当地のシェムリアップ空港へは日本からの直行便がありません。プノンペンやタイ、ベトナムから乗継便を利用する必要があります。
ええ。行きました。もう10年も前のことになります。何しろ独身で身軽だったもので(笑)。
そんな訳で、今回は世界遺産アンコールワットに行きたい方のために、日本からの行き方をご紹介したいと思います。
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アンコールワットへはシェムリアップ空港から
最初にアンコールワットがどこにあるのかご説明しましょう。以下に地図を用意しました。アンコールワットはカンボジアのシェムリアップ空港の近くにあります。近くにはトンレサップ湖という湖もありますね。
このシェムリアップ空港ですが、残念ながら日本からの直行便がありません。というより、世界的に見ても直行便がありません。行ってみると分かるのですが、アンコールワット観光のためだけにある非常に小さな空港です。そんなに利用客もいないんじゃないかと思います。
そんな訳で、日本からアンコールワットに行くためには乗り継ぎ便を利用する必要があります。
日本からシェムリアップ空港へ行く乗継経路3つ
日本からシェムリアップ空港に行く場合、主に3つの経路があります。
- (日本)⇒(ベトナム・ホーチミン空港)⇒(カンボジア・シェムリアップ空港)
- (日本)⇒(タイ・スワンナプーム空港)⇒(カンボジア・シェムリアップ空港)
- (成田)⇒(カンボジア・プノンペン空港)⇒(カンボジア・シェムリアップ空港)
最初の2つはそれぞれベトナム、タイを経由する方法です。
最後の1つは近年開発された直接カンボジアに入る方法です。ただ、カンボジアに直接入ることはできますが、首都プノンペンで降ろされるのでやっぱり乗り継ぎ便を利用する必要があります。
以下に具体的な内容とそれぞれの経由地で行く場合のおすすめポイントをご紹介しましょう。
一番のスタンダード!ベトナム経由便
おそらく数年前までは一番メジャーなアンコールワットに行く方法がこちらでした。ベトナム経由で入る方法です。
ベトナムからはシェムリアップ行きの飛行機が出ています。日本からはハノイかホーチミンまで飛び、そこから乗り継ぎ便でシェムリアップ空港に飛びます。
ベトナムからシェムリアップ空港までは、ベトナム航空か現地のLCCが利用できます。LCCとしては有名どころでJetStarが利用できます。ホーチミン空港からシェムリアップ空港を結んでいて、お値段は往復で30,000~50,000円という所でしょうか。
リンク:JetStarのHP(日本語)
タイ観光で欲張り旅行!バンコク経由便
管理人が利用した方法がこちら。バンコク経由でシェムリアップを目指す方法です。個人的にはこの方法がおすすめです。
この経路がおすすめである理由はタイが楽しい国であるからです。タイにはアンコールワット遺跡に匹敵するアユタヤ遺跡もありますし、ワット・ポーやワット・プラケーオといった寺院巡りをすることもできます。
そもそもがアンコールワット観光をするにしたって3日もあれば事足ります。なので、折角休みを取るのでしたら、お隣のタイやベトナムを楽しんだ方がお得です。管理人の場合は2日間バンコク+2日間アンコールワット+3日間バンコクという超欲張りコースで旅行を楽しんできました。
尚、バンコクからシェムリアップ空港に移動する場合は、バンコクのスワンナプーム空港を利用します。スワンナプーム空港からはバンコクエアウェイズが便を出しています。というより、寡占事業なので他の選択肢はありません。まあ、お値段は1万円という所です。
2016年就航!ANAのプノンペン行き
近年になって新しく加わったカンボジアまで行く方法がこちらです。日本からカンボジアの首都プノンペンにまで直接行く方法です。ANAが2016年から成田~プノンペンの直行便を就航させています。
ただし、問題点が2つあります。1つは成田発しかプノンペン行きのフライトがないことです。つまり、日本の他の地域から出発する場合は、国内便の乗り継ぎを1回しなければなりません。
そして同じく、プノンペンからシェムリアップ空港までの経路も乗り継ぎが必要な点です。やはりANAはフライトを出していません。カンボジア・アンコール航空や他のローカル線を使う必要があります。
こうして考えると、実は東京都心部以外の方にはあまり便利な方法ではないかも知れません。
シェムリアップ空港からアンコールワット遺跡群に行く方法
折角なので、シェムリアップ空港からアンコールワット遺跡群やホテルに行く方法もご紹介しましょう。
シェムリアップ空港からアンコールワットへは結構な距離があります。一般的にアンコールワットへの移動手段として利用するのはトゥクトゥク(3輪タクシー)です。空港でたくさんのドライバーが乗車待ちをしています。
料金は交渉制ですので、乗る前に合意を取っておきましょう。まあ、そんなにぼったくられるお国柄でもないので安心して乗ってOKです。ただ、当日から翌日以降もガイドをしたいと営業を掛けられます。その点はあらかじめ決めておいた方が良いでしょう。
管理人の場合は縁があって、ガイド兼バイクのドライバーを雇うことになりました。サムという名の控えめな青年で、昼間はガイド兼ドライバー、夜は学校に通っていたそうです。彼にはアンコールワットの他に「TAKEO遺跡」や「トンレサップ湖」を案内してもらいました。お一人様ならバイクのドライバーを雇うのもアリです。
料金はガイド料込みで2日間で50ドルでした。その50ドルにしても管理人が自ら吊り上げた値段です。だって、料金請求の時に30ドルとか言い出すのですもの。いくらなんでも安すぎるでしょう。
ちなみに料金がドルなのは、カンボジア経済がドル化しているためです。現地通貨は本来「リエル」ですが、現地ではリエルのリの字も聞きません。全てドル払いです。
アンコールワットに行く方法まとめ
以上の通り、今回は体験談を交えてカンボジア・アンコールワットへの行き方をご紹介してみました。南国の熱帯樹林に囲まれた自然豊かなアンコールワットは一度は行ってみる価値アリです。この記事を読まれた方は、是非とも旅行の計画を立ててみてください。
要点をまとめたいと思います。
- アンコールワットへはカンボジアの「シェムリアップ空港」から行きます。
- シェムリアップ空港への行き方は3通りあります。ベトナムのホーチミン経由、カンボジアのプノンペン経由、そしてタイのバンコク経由の経路です。
- 一般的にはカンボジアはベトナム経由で行くことの多い国です。ただ、観光を楽しみたいのであればバンコク経由もおすすめです。
- カンボジア・プノンペンへの直行便もありますが、成田からしか出ていません。また、プノンペンからシェムリアップ空港へは乗り継ぎが必要になります。
機会があれば、管理人の他の旅行先についてもご紹介していこうと思います。それまで皆さん、頑張ってマイルを貯めておきましょう。フライトしなくても日本でマイルを貯める方法は色々あります。
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